【寿司屋弟子時代】自暴自棄に至るまで【第3話】【札幌ストーリー】

【写真:北海道で唯一頼りにしていた先輩と標高の高いどこかに行った時】

悲しみの社員からのアルバイト降格

ストレスフルな16時間のキャパシティーオーバーな日常を送っていたら、少しづつ仕事が出来なくなりました・・・・

なんとかやるしかないって気持ちでどんな状況でも自分を律して来たのですが、半年、1年目ぐらいからそれとは裏腹に徐々に仕事が出来なくなっていくのが実感できました。

原因はおそらく過労。
毎週90時間以上働いて自分の限界を超えてしまい、ついに体に支障をきたしていたんだと思います。

普通しないようなケアレスミスを無意識的に連発し、これは普通じゃないなって思い、かつ大将と次のようか会話もありました。

「どんだけ言われれば分かんだ!仕事なめてんじゃねーぞ!」
「すいません、舐めてません。。。。」
「お前もし本当だったら、脳神経外科行ってみてもらえ、正常とは思えん、本当に心配だ。何か障害が見つかるかもしれない・・・」

まさか、他人に脳神経外科に行けなんて言われるとは思っても居ませんでしたが、言われたその時は既にロボットの様になっていたので言われたように、絶望を感じつつも脳神経外科に行って検査を受けました。

自分は障害者なのかもしれない、自分はまともな人生を送れないんじゃないか、生活保護とか社会にサポートされて生きていくような人生、運命なのかと自転車で病院に向かっている最中と病院で検査を待っている時考えてました。人生で最も悲観的で絶望的に落ち込んだ瞬間でした。

 今まで頑張って来た努力だったり、人との出会いや、周りからの応援だったり、そう言う掛け替えのない物に対して裏切ってしまった、期待に応えられそうにないって思い、その時は世界の色が白黒で見えるような気分でした。

 居ても立っても居られない気持ちから母親に電話をしていました。話した内容は覚えてませんが、基本的に前向きな母親は特に何も記憶に残るようなことは言っていなかったような気がします。抱え込んでいる心理状況が深刻過ぎて自分も正直に言わず、適当な日常会話をしたぐらいだったかもしれません。

病院では周りに病を抱えている方が当然いる中で、
「これが俺の人生なのか?!」
と考えました。
最初は夢を持ってきていたはずだったのに、気が付いたら夢が砕け散り、欠片を集めなおす程のエネルギーは余っていませんでした。自尊心が失われていて、自分を正当化し反骨精神で人生に向き合えるような精神は持ち合わせていませんでした。

脳のCT検査にかなりの時間が掛かりましたが、なんとか医者の診断を受けることができ、結果として、特に問題はなく年相応のブレインだとのこと・・・
「健常者なのか、ありえないミスを連発する俺はなんなんだ??」

その後、やはり特にミスが減るわけではなく、時には殴られ蹴られしました。
その度、
「俺はどこに向かっているんだ?!」
と心の中で叫びました。

説教をされると1時間半だったり、とにかく長い。いろんなミスがあるのでどれも徹底的に分析し叱られました。あまりにも長いので気が付けば、牛の耳に念仏、、防衛本能なのか、説教の内容はともかく、深い悲しみと怒りで拳を爪の跡が残るぐらい強く握りしめ、
「今殴ってやるからな!!!!」
と何度も思いましたが、自制しました。
あの時、溜め込んで自分を頃していたけれど、殴っていたらどんな心情だったんだろうって思います。

不安定な精神と過労によって判断力が劣っていて、たまたま寿司屋の白い帽子を定位置ではない洗い場の上において洗っていたら、
「もー!!菌が食器とかについて食中毒とかおきたらどうすんの?」
「お前責任とれるのか?なんかあったら一生働いてもらうぞ!?」
「お前帰れ!!」
とブチギレられて説教を食らいました。

その瞬間、ヒビの入ってた自分の完全に心は割れてしまい、相手がどんなに正論だとしても、自分の仕事、環境、希望など全てが下らないと感じ、自暴自棄になり言われた通り帰る素振りを見せたら、
女将さんに
「帰るってことは弟子をやめるってことなんだよ?本当にそれでいいの?」
と言われたが、
「はい、、いいです、、、、」

それを聞き現実的な大将はバイト従業員として僕を認識したのか、
「明日は午後5時から来いよ?」
「わかりました。。。。。。」
と魂が抜けたような声で言い、店を出て行った。

3人で回しているので、急にやめられても困るので、そんな従業員でもなんとかうまく使わないといけないという経営者としての判断。

なにはともあれ、この瞬間が弟子を辞める(寿司屋を辞める)と決意した瞬間です。
放心状態で明るいネオン街ススキノをゆっくりと時間を忘れて歩いていく。
白黒の景色に微かに色が入り、
「こんなに華やかだったか、、、札幌のど真ん中だもんな、、、、」
0になるような全身から垢が落ちたようなスッキリとした気分でした。

その夜、いつもの「ラーメン てつや」を食べに行き、寿司と向き合ってきた自分を思い出していました。。。。

「あんな感じで店でいていったけど、大将のことだから、もし本気で謝罪して、本気でまた一からお願いしますって頭下げたら弟子になれるだろうけどな。。。」
「なんか、、もういいんだ、頑張ってたけどそもそもそんなに興味ないんだ。。。」

興味ないというのは、希望通りいきなり海外の寿司屋で働き楽しい生活を送っていたが、VISAの関係でしょうがなく帰国し、たまたま縁のあった方の紹介で新天地に行き弟子でなったわけで、ここまでの苦労・消耗は想定外だったため。現実と自分の中のズレに自覚したわけです。

まあ今思うとなんでも環境次第ですね。。。。

弟子時代終了。
後半はバイトに変わったてからの話。(鬱になりそうなので気が向いたら書きます。笑)

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