カブト虫狩りならぬクモ狩り ファイティング・スパイダー【クモ合戦】
ファイティング・スパイダーとは一体?
ファイティング・スパイダーとは一体?
2000年まで東南アジア、マレーシア、シンガポール、フィリピンなどで子供の間で人気の昆虫がいました。人気な昆虫と聞かれれば、日本人男性なら間違いなく「カブトムシ」って回答するでしょうが違います。むしろ、残念なことにカブトムシやクワガタムシは海外ではあまり人気ではないようです。
かつて東南アジアの子供達の間で人気の昆虫とは、なんと「蜘蛛(ファイティング・スパイダー)」です。
最近の子供は家にいて、ゲームなどに夢中なので昔ほど人気はないそうです。虫取りしている子供なんて日本でも見かけない気がしますから、どこも同じですね。
蜘蛛ってあの黄色と白黒のストライプの危険信号出しまくりのアレ?
いいえ、もっと小さい蜘蛛かな
ファイティング・スパイダーと言われ、生物名はThiania bhamoensisです。
オスはキング(King)、メスはマクボーン(Makbon) Makは母という意味です。
このどっかに飛んで行ってしまいそうな蜘蛛を闘わせることに人々の情熱が注がれていました。
②コンテナの外に出たり、逃げ出したら負け
③死んでしまったら負け
ファイティングスパイダーの歴史は、第二次世界大戦終結の1945年より前から行われ、1960年1970年に人気が爆発し、2000年頃までとても人気だったそうです。人気絶頂期の1960,70年生まれの方は今50代ですが、画像を見ると納得できますね。
蜘蛛は弱い生き物なので、ちゃんと餌としてコバエやアリの幼虫や卵をやったり、水滴を与えないと翌日死んでしまいます。また、蜘蛛も餌もペットショップなどでは買えないので、外で捕まえてくる必要があります。弱い生き物なので、手でつかまず葉っぱを切って捕まえるそうです。葉っぱからジャンプされて逃げられることもあります。マレーシアでの飼い方は画像のようなコンテナの中か、マッチの箱の中にパームツリーを敷きファイティングスパイダーを入れるとのこと。
もっと色んな写真を紹介したいんですが、どうやら昔流行っていたことなので、写真が全然なくマレーシアスタイルの画像はこれしかありませんでした。
なんでそんなに人気だったの?
なんでだろう。。。
多分、今みたいにゲームもなかったし、できることが限られてたからだと思う(笑)
どこも同じだね!
日本も子供達が虫と触れ合う時間がかなり少なくなったと思うよ
読者が日本人の男性ならばきっと子どもの頃にカブト虫を捕まえたり、場合によっては、ペットショップなどで買ったりしたことがあると思います。僕も7歳ぐらいからは、夏休みになると毎晩近所のクヌギの木に行き、ゴキブリやスズメバチ、カミキリムシ、カナブン、あらゆる種の昆虫が樹液を求め右往左往している中、カブトムシやコクワガタを良く捕まえたものです。夜なので色んな昆虫がHyperactiveになっており、あの当時ですらキモイな~って思いながら割と努力して捕まえていました。懐中電灯のライトに虫が群がってくる事を想像すると、とてもできる自信ないな(笑)
【参照・画像引用元】ありがとうございます!
▪️https://www.straitstimes.com/singapore/singapores-spider-men▪️https://www.behance.net/gallery/7588021/Fading-Tradition-Fighting-Spiders
▪️http://victorkoo.blogspot.com/2008/06/fighting-spiders.html
▪️https://forum.lowyat.net/topic/608348